人を助けるテクノロジー

・・・期待が高まる介護ロボット・・・

介護職の負担を軽くする

産業ロボットを制作している企業が、介護ロボットの開発に力を入れています。
これからは、介護の現場にロボットが導入されるのは普通のことになるのではないかと期待が高まっています。
その背景には、介護職の人手不足や仕事内容の厳しさがあります。
楽な仕事ではありませんし、汚れる仕事です。


また、一つ一つの仕事に時間がかかってしまうのも、介護職の大変なところではないかと思います。
食事の補助にしても、飲み込みが終わらないと次の食事を口に運ぶことができません。
どうしてもゆっくりと、時間をかけて介護をするので思うように進まないのです。
そこで今、介護ロボットとして開発されているのが、喉につけるセンサーです。


飲み込みが終わるとデーターに表示されるので、次の食事を口に運ぶことができます。
現段階ではモニターを見ないと確認ができないのですが、いずれは音声や音で知らせるようになると、より便利になります。
また他の介護ロボットと連携させ、いろいろな状況がモニターで確認できると、介護の負担が軽くなります。


介護ロボットの進化は早く、新しいものが開発されたと思うとすぐに更に進んだものになって、実用化されていきます。
一番需要が高いのは、抱えなくてはいけない作業ではないでしょうか。
介護者を抱えるのは大変な重労働ですから、その負担が軽くなるだけでもかなり違ってくるのではないかと思います。
慣れない人が介護者を抱えると、まず自分の身体も痛めてしまいます。
そのため上手く抱えるコツなどを学ぶのですが、それでも負担は大きいものです。


介護職の負担が軽くなれば、これから介護職を目指す人も働きやすい環境になります。
働きやすい環境が整えば、働く人も増えて人手不足も解消されるのではないかという期待が高くなります。